Shing02「Love You Like Water PV」ショートムービーコンテスト審査発表会

審査概要

20周年

Shing02 『Love You Like Water』
ビデオクリップコンテスト審査結果

  • 審査日時:2006年 8月30日(水)
  • 会場:ニフティ株式会社 本社(大森)
  • 審査員:Shing02氏
  • 進行:黒田由美(@nifty)

Shing02と応募者による上映&審査会を2006年8月30日にニフティ本社にて実施しました。

楽曲を提供してくれたShing02氏の映像に対する考え方など、大変興味深いトークも交えながら、なごやかな雰囲気で行われました。

そして最終的に一位に選ばれたのは? 仰天の結末もお楽しみください。

Shing02/profile

shing02

1975年に東京で生まれ、家族の転勤でタンザニア、イギリス、日本で育ち、15才の時にカリフォルニアへ。それまでは絵を趣味としていたのが、バークレーに進学したことをきっかけに西海岸ヒップホップに魅せられる。

10代の処女作「絵夢詩ノススメ」のデモテープを携えて、97年夏にMCとして初来日。このときにDJケンセイや、メリージョイの肥後氏と出会い、日本で活動を始める。

続いて「パールハーバー /ジャポニカEP」と「緑黄色人種」をリリース。グローバルな視点から来る独特の詩、二カ国語対応な変幻自在のスタイル、これらはシンゴ02が支持を受けている理由であり、自分の道を志す多くの若者を勇気づけている。(photo: ayako yamamoto)

■Shingo02 インタビュー#01:「Love You Like Water」ができるまで

■Shingo02 インタビュー#02:「映像観とテクノロジーの進歩について」

応募作品紹介

応募作品紹介 数ある応募作品の中からShing02によって選ばれた4作品をそれぞれご紹介いたします。
作者のインタビューと併せてご覧ください。

作品1 Kiy Pod:曲の感覚だけで「キラキラした映像にしたい」と思って作りました

―曲を聴いて感じたイメージは?
自分はこの曲を聴いて、英語がわからないんで(笑)「歌詞はいいや」って、曲の感覚だけを汲み取って、最初、鈴の音というか……キラキラしたイメージを持ったので、「キラキラしたものにしよう」と思って作ることにしました。あと、なんか曲が懐かしい気がしていて、僕が子供の頃、なんかキラキラしたものが好きだったんですが……ネオンとか、街並みとかそんなのを組み合わせながら、音に合わせて光がキラキラしているのをきれいに見せたいなって気持ちがあって。
―映像のコンセプトは?
映像の流れなんですが、テーマ的にはモニターを見ていると、最初、寄ったひとつのドットから始まってだんだん引いていくと、だんだん具体的なものになっていく。だから最後は実際の映像になるんですが、そこまでは説明しきれなかった……できなかった(笑)。とにかく、きれいな光っているものをみせたいな。と。そんな感じです。
―使用したツールは?
素材をフォトショップとイラストレーターで作って、アフターエフェクトで合成って感じです。
―制作期間は?
制作期間は3日ぐらい前ぐらい。構想だけ決まっていて。仕事があるから、シンゴさんがくるっていうから(笑)がんばって作りました。

作品2 urabe:「騙し絵みたいな感じのものができたんです」

―どういう気持ちで作ったか?
まず、曲を聴いて、「歌詞を見ないで音だけで考えてみよう」と思って、作り始めました。それで、聴いた時に「この音には、これだ!」みたいな感じで想像して。
―映像のコンセプトは?
植物がにゅーっと生えてきたりとか、四角いのが飛んできたりとか……音楽に合わせて、うまく作ろうかなっていうのが、最初に浮かんでいました。それをひと通り、最後まで見せるためにテーマとかを決めていったんです。草が生えてきたりとか、(形が)飛んできたりとかするので、人をひとり、歩かせて、その後で歌詞を読んで…そうしたら、なんか漢文みたいな歌詞をネットに乗せていたじゃないですか。あれを見て、甘いラブソングっていうか、あばたもえくぼ的な作詞を入れたら、面白いんじゃないか。と。
で、結構なんとか、騙し絵みたいな感じのものができたんです。これも、一応、消えてるけど、緑の点が見える。本当はこれ、静止すると、ないんですよ、見えませんか? 僕だけですかね(笑)? 残像で、紫のが消えると、緑の点が見えるはずなんですが。それと、この四角も四角が、四角の中にへこんでいるように見えるし、回っていると、出っ張っているようにも見える。エッシャーの騙し絵みたいな。
結構この後も、顔が半分回っているやつとかも一見、回っているように見えるのですが、それも錯覚で、ある程度進むと、また引き返していたりします。そういう結構、隠し絵みたいなものも入れている。最後、画面が紫っぽい画面から白黒に変わるんですけど、それも、ずっと、画面を見続けていると、最後白黒に変わったときに、一緒のカラーに見えるはずなんですけどもどうでしょうか。恋は盲目っていう感じのイメージです。
―使用したツールは?
僕は、CGを、ライトウェーブで作って、後、アフターエフェクツで動かしてって感じです。
―制作期間は?
僕は直しをする環境がなかったので、前のときは一週間くらいの感じです。

作品3 41:「まちぼうけでずっと待っている」って映像がぱっと浮かんだ

―どういう気持ちで作ったか?
最初、作り始めようと思ったときに、一緒に和訳をしておりまして。僕の英語力がなかったので飛ばし飛ばし訳してみました。
―映像のコンセプトは?
この男の子は…そうだな……「まちぼうけでずっと待っている」って映像がばっと浮かんだので、それをベースにしました。で、メインのシナリオとしては、この男の子が3時の約束でデートしようと約束していて。でも女の子のほうは天然ボケなので、早朝の3時に来ちゃった、みたいな話で。で、その間にいろいろある、という。僕が遠距離恋愛をずっとしていて。その待っている時のさびしさっていうのが出せたらいいなと。途中で気を失って宇宙に行っちゃうんですけど、あの男の子の心情的なところもちょっと入っていて。早く来てほしいのもあって、「声だけでも聞けたらいいなあ」って、いうような。遠く離れていても……というところですかね? たとえ、宇宙ぐらい離れていても、という。でも、今になって作品をみてみると、「あれ?今時、俺は何を考えて作っていたんだろう?」というところも多々あったりしています。(笑)
―使用したツールは?
後ろのザワザワっとした背景みたいなものは、フォトショップで加工して、後はフラッシュで製作しています。
―制作期間は?
キャラクターデザインは一晩。絵コンテも一晩。制作がやんわり三週間、時間をちょっちょっと取りながら、のんびりと作りました。

作品3 村山:「ファーストインプレッションを大事にしました」

―映像のコンセプトは?
曲を初めて聞いたときに、夜から朝になるイメージを感じたので、そのファーストインプレッションを大事にしました。

※村山和也さんは、審査会にいらっしゃれなかったので、メールにてコメントをいただきました。

インタビュー